幼児クラスについて
- 日本語もまだ話せないのに、外国語は早いのでは・・・
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赤ちゃんの脳は、何人でどこの国でうまれようとも、地球上全ての言語に対応する言語回路をもっていることが医学的に発表されています。日本人が苦手とされる、LとRの発音の聞き分けなどの実験の結果、日本人で日本語の環境にいる乳幼児でも、正確に聞き分ける能力のあることが実証されています。その後赤ちゃんは自分にとって必要な回路から自ら選択、強化し、必要のない回路を抹消する作業をくり返し、その作業は6歳くらいまでに終了すると言われています。つまり、理屈抜きで他人や言語の存在を自分のテリトリー内に受け入れることが出来る、それこそが乳幼児から英語を始める最大のメリットであると考えます。
では、せっかく生まれながらにして持っている宝物を、どう生かしてあげたらいいのでしょうか。例えば赤ちゃん自身がリラックスしてふれあうことが出来る、英語を母国語とする外国人が近くにいるとしましょう。その人がお母さんと違う言語を発していることを赤ちゃんは分かります。そして、笑顔で迎えられ、抱っこされ、おもちゃで一緒に遊び、歌を歌い、おやつを食べるといった経験を通し、子ども「この人を好きだなぁ」「もっと知りたいなぁ」と感じる、こういった自然の環境を作ってあげることが一番重要なのです。
例えば、父親と母親の話す言語が違えば、赤ちゃんは迷わずその2つの言語回路を選択します。ヨーロッパ諸国の人々で5・6カ国語を比較的短時間で習得できるのも、乳幼児の環境により、数カ国語の言語回路が知らず知らずに確立されていたということで説明がつきます。しかしながら、日本にいる赤ちゃんにとって、日常生活の中で、ほとんど聞くこともない他言語の言語回路を赤ちゃんの判断で選択する可能性はきわめて低いと言えるでしょう。また、きわめてやっかいなことに、いくら言語環境を整えたからといって、赤ちゃんに不必要と判断されれば、その言語回路は生かされず、特に強制された不快なものであれば、否定的な回路を作ってしまう危険性もあります。
それゆえ、イングリッシュプラスではレッスンカリキュラムを考える上で、その点を重視し、年齢に合わせた無理のない、楽しいアクティビティを経験しながら、お子様が自然に異文化に触れることの出来る環境を提供しています。